検査科 inspection

検査科について

検査科は医師の指示に従い、血液の分析や生理検査を行います。

検査方法は大きく分けて２つ、心電図など直接患者様に対して行う生理機能検査と、 血液など分析する検体検査です。

生理機能検査

1. 心電図検査

   心臓が収縮するリズムの乱れや、心筋の虚血の有無により不整脈・狭心症・心筋梗塞などの病気が分かります。

2. ホルター心電図検査

   小型・軽量の心電図記録装置を身体に取り付けて、24 時間日常生活を送って頂きます。その記録された心電図を解析し観察する検査です。

3. マスター負荷試験

   運動することによって心臓に負担をかけ、安静時では分からない異常を見つけることを目的とした心電図検査です。当院では運動に階段を使用する「マスター負荷試験」を行っています。

4. 超音波検査(エコー検査)

   超音波検査は、痛みや放射線による被ばくの心配がなく、身体への負担が少ない検査です。そのため、妊婦や高齢な方でも検査を受けることが可能です。

5. 血圧脈波検査

   血管の硬さと狭窄(動脈硬化の程度)が分かります。

6. 肺機能検査

   肺がどれだけ空気を取り込み、どれだけ吐き出すことができるかや空気を出し入れする換気機能を調べる検査です。慢性閉塞性肺疾患(COPD)や間質性肺炎、じん肺などの呼吸器の病気が疑われるときや、その状態を調べる検査です。

7. 各種健康診断

   一般健康診断(労働安全衛生法 第66条第1項に基づく、労働者の健康状態を調べる健康診断)を行っています。

8. 聴力検査

   高い音、低い音が日常生活に支障ない程度に聞こえているかを調べる検査です。

検体検査

1. 血球計数

   血液中の赤血球、白血球、血小板の数や、ヘモグロビンの量などを調べます。 貧血と赤血球増多症の有無やその程度を知ることができます。

2. ＣＲＰ測定

   体内の炎症の有無を診断するための検査です。

3. 電解質測定

   血液中のイオン濃度を測定し、体内のバランス異常を調べる検査です。

4. 血液ガス測定

   血中に溶けている酸素や二酸化炭素など気体の量を調べる検査です。

5. NT-proBNP検査

   NT-proBNPは心臓から分泌されるホルモンで、心臓に負担がかかると増加します。心電図と併用することによって心不全や狭心症の検出に有用な検査です。